「10周年記念!累計250万部突破《珈琲店タレーランの事件簿》シリーズ、最新作」として、発売されました!
この記事では、「珈琲店タレーランの事件簿8 願いを叶えるマキアート」を読んだ感想を紹介します。
これから本書を読むかどうか、悩んでいる方の参考になれば、嬉しいです。
あらすじ
10周年記念!
累計250万部突破《珈琲店タレーランの事件簿》シリーズ、最新作
「いまから私が、すべての謎を解き明かしてみせます――犯人は、この中にいる」
平安神宮前の岡崎公園で開催されるコーヒーイベント。
バリスタの切間美星とアオヤマが再び事件に巻き込まれる!
(あらすじ)
珈琲店《タレーラン》のバリスタ兼店長である切間美星と、恋人として正式にお付き合いを始めたアオヤマ。そんな折、二人は京都で開催されるコーヒーの飲み比べイベントに出店することとなった。かつて関西バリスタ大会で競った《イシ・コーヒー》なども参加しており、懐かしい顔ぶれとも再会するなか、初日から何者かによる妨害事件が発生。翌日には《タレーラン》にも魔手が……。
引用:Amazon「珈琲店タレーランの事件簿 8 願いを叶えるマキアート (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)」
この本を手にとったきっかけ
珈琲店タレーランシリーズが好きで、今回も10周年記念作として刊行されていたため、手にとりました。
読んでみた感想
この本の初めに、「本作は、前巻までの内容に関する言及を含みます」とあるが、特に問題なく読めました。
私自身は珈琲店タレーランシリーズを初めから読んでいて、知っているはずですが、ほとんど覚えていません笑
本書を読み進めると過去に登場した人たちが出てきて「誰だこれ」となるが、ある程度の紹介もあるため、問題なく読めます。
もちろん、しっかりとその人物の背景を理解するとより楽しめる作品ですね。
内容としては、コーヒーイベントに喫茶タレーランが出店し、その場で事件が発生するといったもの。
7巻目は短編集だったので、本作で一つの物語を読めるのは楽しかった。すぐに読めた。
読み進めるとコーヒーをいつも以上に飲みたくなるのはなぜでしょうか。私自身も粉からドリップしてよく飲んでいるが、豆から挽いて飲んでみたいと思った。
さて、事件が発生するので、誰か犯人がいるのだが、人間とはつくづく不器用な生き物だと思わされた。今まで積み上げてきたものは簡単に壊れないと思っているが、時には崩れることもあるのだと。
これを教訓に、改めて誠実に生きたいと考えさせられた一冊でした。
本書のプロローグとして、メッセージアプリのやり取りがあるんですが、この謎を解ける人っているのか気になります。
まとめ
珈琲店タレーランの事件簿シリーズが好きな方も、今回初めての人も楽しく読める作品です。
主人公である美星さんとアオヤマさんの関係も注目ですが、単純に事件が解き明かされるのはすっきりします。
さらには、コーヒーを題材とした作品のため、コーヒー好きな方にも楽しめると思っています。
作者である岡崎 琢磨さんは、珈琲店タレーランの事件簿シリーズ以外にも著書があるため、他も読んで感想を紹介したいと思います。
書籍の情報
作者 | 岡崎 琢磨 |
代表作 | 「夏を取り戻す」や「鏡の国」など |
出版社 | 宝島社 |
発売日 | 2022年8月4日 |
ページ数 | 304ページ |
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